2023年3月お届け内容/レシピ

冬の間に縮こまっていた植物や動物たちが動き出す3月がやってきました。 朝目覚めた時の陽光がなんとなく穏やかだなと思ったり、ふと強い風が吹くと「春一番だろうか」と考えたり、季節は着々と次の春に移り変わるための準備を始めているように感じます。
今月は、CHIUnEプロデュースのメニューです。 春の香りの蕗の薹を添えたCHIUnEのシグネチャのコンソメスープ、三寒四温の季節にぴったりのグラチネ、ウズラと牛蒡の香りが楽しめるピラフなど、冬から春への移り変わりにぴったりのメニューをお届けします。
来月には新生活を迎えたりと、区切りを迎える方もいらっしゃるかと思います。 寒の戻りも多い時期ですので、体調など崩されませんよう、どうぞお体を大切にお過ごしください。
古田諭史
今月のメニュー
- ※ペアリングワインありの方のみ
- グラタン皿(写真の皿のサイズ:19.2×12×3.2cm ※昨年までグラタン皿をお付けしておりましたが、材料費高騰の影響に伴いお届けを停止しております。)
01 蕗の薹のコンソメスープ

CHIUnEのコンソメスープに、今月は蕗の薹をそえました。 スープに移った蕗の薹の春の香りをお楽しみくださいませ。
※蕗の薹は色に個体差がありますが品質には問題ございません
諭史シェフによる料理紹介コラムでは、コンソメスープのこだわりをお話させていただいております。是非ご覧ください。
- 鍋(湯煎用)
02 ラグーと白菜のグラチネ

白菜の甘み、ラグーソースのお肉の旨味を楽しめるグラチネです。ベシャメルソースは、トロトロの食感で、重すぎない優しい味わいに仕立てています。春先の肌寒さの残る日にほっと体を温めるのにぴったりの一品です。
- 鍋(湯煎用)
- グラタン皿(※昨年まではグラタン皿をお付けしておりましたが、材料費高騰の影響に伴いお届けを停止しております)
03 ウズラと牛蒡のリ・ピラフ

ウズラをほぼ一羽丸ごと使用したピラフです。キッチンで一羽ずつ丁寧に処理しています。鶏肉とはまた異なるウズラ特有の香りと、牛蒡の風味が合わさることで、炊きあがった時の香りがより一層濃厚になります。家庭料理ではほとんど召し上がる機会のないウズラをぜひお楽しみください。
- 蓋付きの鍋(直径17㎝程度でしっかり蓋がしまるもの)
紅茶ウォッカアイス

古田諭史シェフがtokotowaのお客さまのためだけに作った、tokotowa限定アイス。口の中で溶けていく過程で、やさしく香る、紅茶、ウォッカをお楽しみください。お好みで、ウィスキー、黒胡椒のトッピングもおすすめです。 美味しい召し上がり方動画もご覧くださいませ。
※写真はウィスキーをトッピングしています
2020 Corbieres Crescendo Blanc Domaine du Grand Cres. | France
1989年にロマネ・コンティの醸造と栽培に携わっていたエルヴェ・ルフェレール氏が、南フランスのコルビエールで設立したドメーヌです。
畑は標高300mの石灰岩だらけの岩盤上にあり、厳しい剪定のもと、高い糖度とエレガントな酸を持ち合わせた葡萄を超低収量で栽培しています。
このワインは、南仏特有の白ブドウ種ルーサンヌが主体で、洗練された美しい酸と引き締まったミネラル感が特徴です。白桃やフレッシュなレモンやグレープフルーツを感じさせるピュアな香りを持っています。
味わいもリッチでいて、ワイン名の「クレッシェンド」とが表す通り、口にすると長く深い余韻を感じさせる、品格のあるワインです。
ブルゴーニュグラスに注ぎ、あまり冷やしすぎず、12~14度ほどで召し上がっていただくのがおすすめです。
今回の料理では、ウズラと牛蒡のリ・ピラフと特に相性が良いです。ウズラ鶏の旨みをより一層引き立てます。
野生白芽

野生白芽はCamellia Assamica Dehongensisという種類の野生のお茶から作られています。このお茶は雲南省南西部の2,000~2,400mの地域に幅広く自生しており、雲南省の山、特に灌木地帯を歩いていると割と良く見かける野生茶です。
野生ゆえの山菜のような透明感ある味わい、個性的な香りをお楽しみいただけます。お茶を淹れたときの色は薄いですが、味・香りはしっかりと感じられます。
野生白芽はハーブとしてカレーなどを作るときに使うことも可能です。
また、このお茶でご飯を炊くと非常に美味しいのでお勧めです。その場合、濃いめに淹れたお茶を水の代わりに米に足して、ご飯を炊いてください。
※茶葉は日光を避け、密封を保ったまま、常温保管してください。冷蔵庫で保管すると、取り出した際、結露によってお茶が急激に酸化します。決して冷蔵庫では保存しないでください。
- 急須 (300cc程度の容量の急須に対して3〜5gの茶葉を使用)
- 水は塩素を除くため、必ず沸騰させてからご使用ください